誰得といえば

JavaScriptライブラリ開発者の端くれなので、ビッグブラザー(jQuery)を槍玉に挙げていたら、そのへんの事情とかユーモアを解さない方からいきなりdisられたみたいなので、ちょび反省。

実務もやや忙しいので、これを機にブログタイトルを変更し、自閉モード(コメント,トラックバック,ブックマーク全てOFF)にしていたが、幸いにもRSS購読者数はビタイチも減らず。

自閉状態なら、Googleページランクなどに直接的な影響が出るハズと思いきや、そんなことも無く。

ブックマークアイコンが表示されていないにも関わらず、なぜかブックマークされていたりと、はてな村の皆さんは、なかなかにステキすぎる。

痛車からパッシングされるとか

話は変わって、よく有名人のブログにネガコメを散見するけど、あれってなんだろね?「悪口で悪口を駆逐してやる」みたいな。文字情報から人様の人格を勝手に想像して→「みそこなった」とか。ネガコメを残された当人は、痛車からパッシングされた感じ(?)なんだろうか

虚像に突っかかるとか

匿名性を維持しつつブログするなら虚像を用意したり、文体を変え普段とは別の視点や切り口で構成するのは至極当然なんだが。
「みそこなった」とか言っちゃう人は、何がどう見えていたのかを図解すべき(聖徳太子像が出てきそうだが)


このエントリこそまさに誰得。書きたいことを書いちゃった俺は大損。
ここまで読んで気分を害された方は本当にごめんなさい。

反省会

  • 特定の実装が大きなシェアを持ち進化が止まると、IE6によってもたらされた悪夢の再来。
    • 有効な選択肢が存在することにたいした意味は無く、それらがしのぎ合うことが重要。
      • ユーザに分かりやすいのは比較広告(コカコーラに対するペブシ)。他社製品の弱点などを面白おかしく暴き、自社製品をアピールする手法は日本でも一部解禁されているが、日本のTV CMのやり方しか知らない人は、それを「悪口」や「攻撃」とみなすらしい。 → ここでは「日本人の美徳」と呼ばれる呪い(文化)がよりいっそう感情を荒げている気もする
  • 速度比較や代替実装案付きで比較広告を出したつもりが「FUD」とか言われた。
    • 「一般人にはFUDにみえることでも、それが技術のしのぎあいに繋がるなら、それはFUDではない。アリだ」って内容を権威ある誰かがどっかに書いてた気がする。でもそういうの(背景的な細かな解釈まで)は伝わらず、残念なことになったって話。海外のオープンソース界隈の空気を劣化コピーして、オープンソースがさっぱりな日本でやったら、予想通り叩かれた。と。
  • 海外ではML等で(Web系に限らず)仕様の議論を活発に行うが、その手の技術が日本に入ってくるころには仕様が枯れていて議論にもならず、なぜそういった形に落ち着いたのか等の経緯も(コアな開発者以外には)伝えられないケースがほとんど。
    • よりよいものを生み出そうとしたら、HD DVDやBlu Rayのような論争/競争が自然発生するはずなのに、そういうのをすっ飛ばして、海外での議論の成果(ほぼ完成品)を輸入しているために、国内では議論も(喧嘩も)それほど発生していないだけのように見える。→ 「日本人は成果のみを望んでいるみたいだよね」って言われる原因がこの辺にありそう
      • 技術の輸入も1年遅れで、議論をする下地もあやふや(その意味も良く分かっていない)ってのも、日本でその手のオープンソースが育たない理由の一つなのではないか? → 今後ライブラリを開発していくなら、小さくつまずいたとしても当事者として一度チャレンジしてみる必要がありそう ⇒ わかりやすい奇手(悪手)を試した結果がこのありさま。当然といえば当然。
  • なぜわざわざ、誰にとってもメリットがなく、面白くも無いことを書き残すのか?
    • ここはJavaScriptライブラリ開発途中に発生した事例や調べたこと覚えたことを、事細かに書き残すログ。
      • ここはダラダラとした雑記帳ではなく、開発に無関係な事は書かないし、感情的/脊髄反射的な反応はしない決まりでやってる。
      • 「方法に問題が無いか、できるだけ確認してから採用する」が基本ルール。コーディングもプロジェクト運営も。
    • このチャレンジからは特に多くのことを学んでいるし「昔、こういう事を考えてたんだ。(恥ずかしい|懐かしい)ね〜」って笑い飛ばすためにも、今回はルールを破り、やや感情的な文面で書き残す。

ただそれだけのこと。