fillText を改善

今日も uupaa-excanvas.js いじってました。
uupaa-excanvas.js は IE, Opera9.5, Firefox3 で HTML5::Canvas をアレしてコレしてゴニョゴニョするJavaScript ライブラリです。
最新版は、http://uupaa-js-spinoff.googlecode.com/svn/trunk/uupaa-excanvas.js/README.htm で見れます。

テキストの描画品質を向上

VMLモード用のfillText()を書き直し、不透明度, 回転, 変形をサポートしました。
VMLSilverlightレンダリング結果がそっくりになりました。

テキスト描画位置の互換性とフォントのサポートを改善

テキストの描画位置を決定する処理を変更しました。
direction: rtl (右から左に書く)をサポートしました。アラビアン大喜び
以下のフォントを指定した場合に高い互換性を得られるようしました

これら以外のフォントでも、描画位置を調整できるようなパラメタを用意しました。

影の品質を向上

SilverlightVMLで影の描画方法を合わせ込み、そっくりにしました。

strokeText のサポートを廃止

Google Chrome, Firefox3.0, Opera9.5, Silverlightモードで strokeText が使えないので、「実装しても使われない」と判断しました。strokeText() は fillText() と同じ描画結果になります。

反省会

  • 突然ですが、Opera が次期 Opera 向けに取り組んでいる Carakan(新JavaScriptエンジン)よりも、Vega(新ベクターグラフィックライブラリ)のほうに期待を寄せていますよ。Vega は canvas の実装に直接関係してくるだろうから。
    • Wii に搭載されている Opera9.5 も、そのうちアップデートされるんだろうか。